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小さな会社が儲かるしくみづくり

第33号 やればできる企業改革物語=一円の利益=

 
                         2004.12.21<第33号>
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■■■■   〜やればできる!中小企業のための気づきと法則〜    ┃
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 ┃         小さな会社が儲かるしくみづくり        ┃
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 ┃                  by『気づき塾』      ┃
 ┃                   http://www.kizukizyuku.com┃
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 こんにちは。お元気ですか?

 ついに大増税の時代が到来します。少子高齢化社会を迎えるから
 仕方ないとは言え、過去の時代の借金を次の世代が返済する図式に
 変化はありません。あと何年かすれば、あの時はよかったなぁと
 しみじみ振り返る時が来るんでしょうね。

 会社も個人も来るべき時に備える必要がありそうです。

 でも、これはさらに二極分化を進めるような気がします。
 人も会社も。一体この先どんな時代になるんでしょう?

 と、そんなことを考えても今日の次には明日が来る!
 毎日を精一杯生きることが未来に繋がるんですから、
 今日も張り切って行きましょう!

 「小さな会社が儲かるしくみづくり」のスタートです!


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  ともちゃんの「今日の気づき」


     =自分の表情を見てますか?=


              〜社内ミーティングにて〜 2004年12月16日
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 私の表情はその時々によってかなり変わるらしい。
 
 こんなことを今日のミーティングで上司から指摘されました。
 自分としてはいつも同じような表情をしているつもりだったんですが、
 その時の話の内容、相手、気分?なんかで、かなり違うそうです。

 私は常々、自分の評価を自分でしてはいけない。
 それは客観性を欠くし、評価するのはあくまで他人だからと
 言っているため、仕方なく?その評価を受け入れることにしました。

 でもよく考えたらそれって本当に悪いことなのか
 とても疑問に思います。別の言い方をすれば、それだけ表情が豊かと
 いうこともできるし、自分の感情をちゃんと表に出しているという
 ことにもなる。最近の若者(私は若者ではありませんが)の表情が
 乏しいと言われて久しいのですが、そういう中では貴重じゃないか?
 ちょっと無理に考えている部分もありますが、そう思うのです。

 でも、自分の表情って鏡を見ていない限りわかりませんよね。
 大体こんな顔をしているだろうなと思っても、
 本当のところはわからない。

 それで私は考えました。

 周りの人に遠慮なく指摘してもらおうと。

 指摘してもらった時に自分が何を考えているのか、
 楽しいことを考えているのか、つまらないことを考えているのか、
 前向きなこと?後向きのこと?どっちを考えているのか。

 こういう指摘をしてもらえれば、きっと自分のいい表情に
 出会えるんじゃないかって思うんです。どうでしょう?

 で、そこで一つみなさんに提案!
 せめて一日に一回は鏡を見て、自分の表情をチェックしましょう!
 やっぱり人から好かれる表情がいい!

 毎日ほんのわずかな時間を使って、自分の表情を見てください。
 顔を見るんじゃないですよ!表情です、表情。
 これって会社を外から見た時にも使えますよ、きっとね。

 ┌【今週のポイント】──────────────────────┐
 │                               │
 │一日に一回は自分の表情をチェックしよう!           │
 │他人があなたの表情を見た時に、あなたの評価は決まるのだ!   │
 │                               │
 └───────────────────────────────┘


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  『やればできる!企業改革物語』


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 ここは、どこにでもあるような中小企業の食品加工会社『地味食品』。
 中小スーパーやお弁当屋さんを相手に惣菜を製造・卸をしており、
 最近ようやく大手百貨店が取引先になった。

 社長は二代目社長。親父が創業したこの会社を何とか経営しているが、
 最近は競合先が増え、苦戦に苦戦を強いられる毎日が続いている。 

 役員の多くは創業当時からの生え抜きが多く、なかなか若手が育って
 こない。従業員は50名。そのうちパートが35人を占めており、
 少々高齢化が進みつつある悩み多き会社である。

 これは、こんな『地味食品』が劇的に変化していった物語である・・・

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 第三章『総務部の改革』


  第五話 〜 一円の利益 〜




 次の日の朝、山田部長は君島より早く出社していた。
 これも考えれば当たり前のことだが、部長に昇格してから
 彼の出社時間は遅くなる一方だった。

 「おはようございます!」

 いつもの元気な声を響かせ君島が入ってきた。

 「さて部長、昨日の成果を見せてください。」

 温かいコーヒーを口にしながら、君島は山田のレポートを読み始めた。

 「う〜ん、なるほどね。随分変わりましたね。部長もそう思うでしょう?」

 「確かに変わりました。仕事を具体的に把握することを一番に
  考えましたからね。自分の頭の中も随分スッキリしたと思います。」

 「それは良かった。一日でこれだけ変われるんですから、
  自分を否定しちゃ駄目ですよ。」

 そうだそうだと言わんばかりに山田は頷き、少し満足げだった。

 「さて山田部長、次に進みましょう。このレポートを書いて
  気がついたことをあげてください。」

 「気がついたこと?それは今お話したと思うんですけど。」

 「そういうことじゃなくてね、自分の仕事の棚卸をしたわけでしょう?
  そこから何かに気がつきませんでしたか?」

 「え〜何でしょう?え〜そうですね、役に立っている仕事なのかどうか
  わからない仕事が結構あるなぁと思いました。これまで言われてから
  やり始める仕事が本当に多かったものですから。」

 「ほかにはありませんか?」

 「ほかですか?」

 「そう、ほかに。総務の仕事でも経理の仕事でもいいですよ。
  他に気がついたことはありませんか?」

 「・・・すいません。ちょっと他には気がつきませんでした。
  とにかく具体的に仕事を書くことに専念してたものですから。
  君島さんが見て何かほかにありますか?」

 「ありますよ。大きく分けると2つ。よく聞いてくださいね。
  1つ目は果たしてこういう仕事を部長がすべきなのか、ということ。
  2つ目は・・・。やっぱり止めておきましょう。
  部長がショックを受けると困りますから。」

 「やだなぁ、君島さん。ショックなんて受けませんから
  話してくださいよ。お願いします。」

 「本当ですか?う〜ん、まぁそれならお話しましょうか。
  本当にショック受けないで下さいよ。落ち込まないで下さいよ。

  2つ目はね、たったの一円の利益も生み出していないということです。
  つまりね、山田部長が毎日一生懸命ここに書いてある仕事をしても、
  利益に貢献していないということです。」

 これを聞いた山田の顔が一瞬こわばった。無理もない。
 会社の利益に貢献してないと言われれば、誰だってこうなるはず。

 「一円もって・・・。たったの一円もですか?」

 「そうですよ。まぁそんなに怖い顔をしないで落ち着いて。
  部長の仕事の中に価値のあるものはちゃんとあります。でもね、
  価値はあっても利益を生み出す力にはなっていないと思います。
 
  もちろん間接的にはちゃんと貢献してるんですよ。
  でも直接的には貢献していない。
  そういう性格の仕事がほとんどですね。」

 苦し紛れに山田は言った。

 「そうかもしれませんけどね、総務や経理ってそういう部署でしょ?
  違いますか?」

 「部長・・・。部長が壊すべき壁はそれなんですよ。総務も経理も
  会社の利益に貢献できるんです。貢献すべきなんです。
  一円の利益を生み出すことをすべきなんです。

  第一、一体どこの誰が総務や経理が利益を生まなくていいと
  決めたんですか?小田島社長はそんなことを言ってないでしょう?」

 「まぁ確かに・・・。」

 「いいですか、よく聞いてくださいね。
  会社の規模に関わらず、総務や経理が強い会社は、
  全体を評価してもやはり強い会社です。

  逆に言うと、強い会社になろうと思えば、総務と経理を強化すれば
  ある程度はなれるんです。ある程度ですよ。

  今、社長が望んでいることは大改革をすることでしょう?
  それも強い会社への大改革を。それなら強い総務と経理に
  変わらなければならないんです。」

 山田の頭の中は再びリセットされたように真っ白。

 強い総務?強い経理?

 彼の頭の中には、そのぼんやりとしたイメージさえなかった。


                            (次号に続く)

 ──────────────────────────────────

 さて今日の『やればできる!企業改革物語』はいかがでしたか?

 それでは、いつものようにおさらいをしましょう!

 ──────────────────────
 第一のポイント:その仕事は誰がすべきなのか?
 ──────────────────────

 社内には多くの仕事がありますが、本来その仕事は誰がすべきか
 ちゃんと検討されているでしょうか?

 最も最悪のケースは「出来る人に任せている」ケース。

 これは当たり前のように聞こえるかもしれませんが、
 実は最悪です。何が最悪なんでしょうか?
 答えは簡単ですね。 

 「出来ない人はいつまでたっても出来ないから」

 中小企業の場合、多くの会社が教育・研修に時間やお金を
 使っていません。本来であれば、中小企業こそそういうものに
 積極的に時間やお金を投資すべきなのですが、どうしても
 目の前にある仕事を優先してしまって後回しになっているのです。

 その結果、人材育成ができませんから個人の能力に頼らざるを
 得なくなるわけですね。

 もしあなたが社長なら「人材が強い会社を作る」みたいな
 キャッチフレーズをすぐに撤回してください。

 やらないことを社是のように掲げるのはよくない。
 まぁこれはかなりネガティブな考え方ですが。

 「出来る人を採用する」のではなく「出来る人を育てる」に
 方針転換ができれば、きっとこんなケースはなくなるでしょう。
 そうしないと会社は成長しませんよ。


 ───────────────────────────
 第二のポイント:全社員は利益を生むための仕事をすべき!
 ───────────────────────────

 総務だから〜、経理だから〜。もうこんな時代ではありません。 
 全社員が利益を生むために仕事をする時代です。

 利益を生まない仕事は、法的に求められている仕事や
 社会的に必要とされている仕事を除いて、その継続を
 再検討すべきです。

 小さな会社でも大きな会社でも、例えば一人当たりの売上高や
 一人当たりの利益を算出するときに、総務や経理を外すことは
 しないはずです。とすれば、一人当たりの利益が最大になる時、
 初めて強い会社に変身していると言えるはずです。

 このために総務や経理もそれを最大にするために何をすべきかを
 真剣に考えなくてはなりません。総務や経理が、他の部署と連携し
 何かを生み出すことが必要なのです。

 この話は次の機会に詳しくしたいと思います。


 ────────────────────────
 第三のポイント:強い会社の総務・経理は強いのだ!
 ────────────────────────

 強いって何だ?とお感じの方もいらっしゃるでしょう。
 今はかなり抽象的な表現として使っていますが、
 一般に販売されている書籍での「強い」と同じように
 考えてください。

 もしあなたの会社が地味食品のように「強い会社」に変身したければ、
 総務や経理(=間接部門)をチェックしてください。

 そこではどんな仕事がされているでしょうか?
 後方支援部隊の仕事をしているでしょうか?
 前方で羅針盤のような仕事をしているでしょうか?
 税理士や社労士のために仕事をしていないでしょうか?

 まずこういうチェックをしてみてください。
 もし何をしているのかわからないというような事であれば、
 遅かれ早かれ会社が衰退するか、上層部、特に社長さんの
 ワンマン経営の可能性が高い。

 ワンマン経営を否定するつもりはありませんが、
 一つ間違えれば強権政治です。人材も育たなければ、
 仕事も会社も成長しない。そしていつか終わる。

 なぜ?答えは簡単ですね。

 ワンマン経営をしている社長も、いつか引退する日が
 来るからです。必ず来ます。その時が終わりの始まりです。


 今日はちょっと抽象的だったので、わかりづらかったでしょうか?
 この話はもう少し続けたいと思いますから、
 次回も読んでくださいね。

 ということで、今日はおしまい!

 ご意見、ご質問はこちらにどうぞ → info@kizukizyuku.com



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  編集後記


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 奈良の誘拐殺人事件以来、我が家でも妻が子供を学校まで迎えに
 行っています。私には子供が二人いますから、先に幼稚園に行って
 それから学校に行って、結構大変らしいのですが、
 やっぱり子供の安全のためにはと思い続けています。

 私の個人的な感想ですが、学校の対応はやっぱり
 遅いなぁと思っています。あなたの子供さんの学校ではどうでしょう?

 しかし最近は物騒な事件が頻発していますね。
 毎日ニュースや新聞では盛んに報道されていますから、
 関心のある方も多いでしょう。

 一昔前というほど前ではなく、つい5年ほど前は

 「世紀末現象か?人も自然もおかしい」

 という感覚もあったのですが、今思えば20世紀末の方が
 よほど安全で、よほど穏やかだったような気がします。

 でも20世紀も前半は戦争と動乱の時期だったんですね。
 世紀が変わる時には、しばらくの間いろんなことが起こりながら、
 穏やかな時期を迎えるために調整しているのでしょうか? 


                        (byともちゃん)

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