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小さな会社が儲かるしくみづくり

第32号 やればできる企業改革物語=仕事の目的=

 
                         2004.12.14<第32号>
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■■■■   〜やればできる!中小企業のための気づきと法則〜    ┃
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 ┃         小さな会社が儲かるしくみづくり        ┃
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 ┃                  by『気づき塾』      ┃
 ┃                   http://www.kizukizyuku.com┃
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 こんにちは。お元気ですか?

 今年も残すところあと半月。12月は師走というだけあってやっぱり
 早いですね。みなさんの中にはもう忘年会を何回かやったよという
 人も多いことでしょう。

 テレビや新聞では今年を振り返る報道が出始め、無理矢理年末を
 迎えなさい!って、言われてるようにさえ感じます。

 今年は早めに「仕事の成果の棚卸」をしてみてはいかがでしょうか?
 出来たこと、出来なかったことを早めに振り返って、もしできなかった
 ことの中にすぐにでもできそうなことがあれば、今年中にやってしまう
 ことも大切なことだと思います。

 それでは今日も「小さな会社が儲かるしくみづくり」のスタートです!


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  ともちゃんの「今日の気づき」


     =新規事業投資のバランス=


              〜お客様のオフィスにて〜 2004年12月10日
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 何だか日本の景気がまたまた迷走するような気配が出てきました。
 年末に向かって「来年こそは飛躍の年にしたい!」とお考えの方が
 たくさんいらっしゃるはずなのに、何とも不気味な感じです。

 いつ頃からでしょうか?新規事業、新規事業って言い始めたのは。
 多分、景気の低迷が長引くにつれ増えてきたような気がしますが、
 あなたの会社ではいかがでしょう?ここ数年で何か始まりましたか?

 計画以上に進む事業がある一方で、泣かず飛ばずの事業があることも
 これまた事実。懸命にやっても、少し力を抜いて気楽にやっても、
 上手くいかないものはいかない。販売方法が悪いんじゃないか、
 いや、商品に魅力がないんじゃないか、いややってる奴が悪いんじゃ??

 いろんな理由でもがき苦しむ新規事業。

 そんな事業を一つでも抱えているかもしれない会社は、
 ちょっと立ち止まってください。ほんの少しでいいです。
 一日、いや半日で。

 そして、自分にこう聞いてください。

 「いつ、どうなったら成功?いつ、どうなったら止める?」

 本来、事業を始める前に決めておくべき事ですが、きっと決めないまま
 可能性だけを信じて走り始めた事業も多いことでしょう。

 今からでも遅くはありません。ちょっと自分に聞いてみてください。

 これまでの事業と新規事業への投資のバランスが崩れ始めたら、
 すべてに影響が出てきます。それも雪崩のごとくです。
 成功しても、失敗しても。どっちの場合でも出てきます。

 もう少しで来年。

 今こそ来年の抱負や計画を考える前に、立ち止まって考えるべきです。


 ┌【今週のポイント】──────────────────────┐
 │                               │
 │ 新規事業と従来の事業のバランスを失っていないだろうか?   │
 │ 崩れ始めると本当に早い!バランス感覚を失わず、       │
 │ もしそれが上手くいってなければ、すぐに軌道修正すべき!   │
 │ 一刻を争うぞ!                       │
 │                               │
 └───────────────────────────────┘


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  『やればできる!企業改革物語』


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 ここは、どこにでもあるような中小企業の食品加工会社『地味食品』。
 中小スーパーやお弁当屋さんを相手に惣菜を製造・卸をしており、
 最近ようやく大手百貨店が取引先になった。

 社長は二代目社長。親父が創業したこの会社を何とか経営しているが、
 最近は競合先が増え、苦戦に苦戦を強いられる毎日が続いている。 

 役員の多くは創業当時からの生え抜きが多く、なかなか若手が育って
 こない。従業員は50名。そのうちパートが35人を占めており、
 少々高齢化が進みつつある悩み多き会社である。

 これは、こんな『地味食品』が劇的に変化していった物語である・・・

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 第三章『総務部の改革』


  第四話 〜 仕事の目的 〜




 もう一度君島が山田部長に言った。

 「いらないでしょう?」

 山田は黙ったまま。こんな風に考えたことは一度もなかった。
 目の前の仕事はあることが前提。その目的を考えたこともなかたし、
 第一、ほとんどの仕事は人に言われて始めてきた。

 「部長、どんな仕事でも仕事ありきじゃないんです。何か目的があって
  その仕事が生み出されるんです。だから何かを変えよう、
  どこかおかしいぞって感じたら、そこを考えてみるんです。

  そうすると、その仕事の本来の目的が既に達成されていて要らない
  仕事があったり、仕事をするための仕事があったりするはずです。

  特にね、総務や経理の仕事にはそういうものが多いんです。
  なぜだかわかりますか?」

 「どうしてでしょう?」

 こう答える山田はすっかり目が覚めていて、というより始めて
 目覚めたんじゃないかと思うほどの表情をしていた。

 「総務や経理はルーチン化された仕事が多いじゃないですか。それに
  直接販売や購買に関わる仕事も少ない。だから、どうしても業務改善が
  されないケースが多いんです。

  そういう時間が長くなればなるほど、そこで働く人たちの中から
  目的が消え、そして意識も消えていくんです。

  だから訳のわからない仕事が溜まっていくんですよ。ちょっと例えは
  悪いけど、いつまでたっても捨ててもらえないゴミ箱みたいに。

  もうゴミ箱が一杯なのに、それでもまだ詰め込む。
  当たり前です、あふれるのは。

  そしてあふれた始めた仕事を処理するために、また人を採用する。
  まさに悪循環ですよ。」

 「確かにそうかもしれません。私の仕事なんか、まさにそんなものばかり。」

 「いや、そんな全てを否定するようなことを考えなくてもいいんです。
  要は常にスリム化を目指すぐらいでないと、すぐにあふれるんです。
  そう、ダイエットしてますよ〜って言う人がいるじゃないですか。
  あれぐらいで丁度いいんですよ。それ以上は太らないから。」

 そういうと君島はまた1枚のシートを出してきた。

 「山田部長、申し訳ないですが今お話したことを考えて、今度は
  これに記入してみてください。きっとまた違った姿が見えますから。
  そう、大林課長にもちゃんと説明してください。
  彼にも書いてもらってくださいね。」

 「わかりました。あとで説明します。明日朝にはシートを提出します。」

 君島はひょっとしたらまた同じ結果かもしれないと一瞬考えたが、
 山田部長に大いに期待してみることにした。


                            (次号に続く)

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 さて今日の『やればできる!企業改革物語』はいかがでしたか?
 それでは、いつものようにおさらいをしましょう!

 ───────────────────────
 第一のポイント:目的を失った仕事は陳腐化する!
 ───────────────────────

 「存在意義」はどんなものにも存在すると言われてますね。
 モノにも仕事にも、人にも。人は自ら進歩したり変化したりしますが、
 モノや仕事は人間が何とかしないと決して変わることはありません。

 日々の仕事は、まさにその例にピッタリ!

 ある時には必要な仕事もそれが解決されれば役割を終える。
 そしてまたある時に、何かの目的にあわせて仕事が生み出される。

 ずっとこの繰り返しです。

 だとすれば、毎日とは言いませんが、一定時期毎に仕事の見直しを
 するべきです。きっと、要らなくなった仕事が発見され、
 一方で必要な仕事が生み出されるはずです。

 これをサボったら会社は「ゴミ箱」に変身しますよ!

 ──────────────────
 第二のポイント:部下に刺激を与えろ!
 ──────────────────

 どんな仕事でもそうですが、慣れてくると惰性になりますよね?
 あれは本当に気をつけなくてはなりません。

 自分の隣で、いや自分の手元で起こっている異常事態に全く
 気がつかなくなります。すべてが「当たり前」になってしまうんです。

 私も以前経理で仕事をしていた時はそうでした。
 全てが当たり前の伝票、当たり前の処理、当たり前の仕事に
 感じるようになるんです。

 これを避けるのではなく、いつもフレッシュな感覚でいるためには
 何をどうすべきか?

 私のオススメは「刺激を与えること・受けること」。

 思い切って会社の外に出ましょう!
 1ヶ月に1回でいいです。それで十分です。
 会社の外に出て、会社の外で刺激を受けるのです。

 セミナーでもいい、講演会でもいい、他社の見学でもいい。
 とにかく非日常的な世界に足を踏み入れ、そしてできるだけ
 新しいものに触れること。

 普通の人ならこれで十分です。
 
 そのためには管理職のあなた。あなたの感性が大切です。

 いいものを選んであげましょう。でもそのためには・・・。

 そうです。あなたの感性を真っ先に磨きましょう。 
 絶対必要です。

 変わるべきはあなたです。

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 第三のポイント:変わるべきは上司から。部下から変わると・・・
 ──────────────────────────────

 はっきり言います。

 真っ先に変わるべき人は上司です。部下ではありません。

 もし変われない上司がいたら、どうしても変われない上司がいたら、
 経営者であるあなたは思い切った人事異動をする必要があります。

 もし部下から変わってきたら、どうなるかわかりますか?
 ちょっと想像してみてください。

 部下の提案や話は理屈に合った理路整然として効果的なことばかり。
 それを聞いた上司は理解できず先送りするぐらいしかできません。

 そして我慢に我慢を重ねた部下は、ある日上司に詰め寄ることでしょう。

 「○○部長、私の提案を検討していただきましたか?」ってね。

 その時、その上司はどうするでしょう。また先送りならマシな方。
 きっとこう言うでしょう。

 「あれか?あれは駄目だ。ウチには合わない。」

 それともこうでしょうか?

 「あれはまだ時期が早いし出来る奴がいない!」


 その先のストーリーはあえて書く必要はありませんね。
 皆さん、もうお分かりでしょう。

 有能な若い社員は去っていくのです。

 つまり会社の中のバランスが崩れる時、それは豪快に、
 雪崩のように崩れていくのです。ある日、突然です。

 でも何も変わらない。これまで同じように会社は動く。

 そして、また同じ事を繰り返す。

 そしてある日、ついに会社はなくなるのです。

 あ〜、こわ〜!


 ということで、今日はおしまい!

 ご意見、ご質問はこちらにどうぞ → info@kizukizyuku.com



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  絶対読んで!今週のオススメ本

                     http://www.kizukizyuku.com
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 『仕事は楽しいかね?』
                デイル ドーテン (著),野津 智子 (翻訳)
                きこ書房 価格 1,365円(税込)
                お勧め度:★★★★★(最高★5つです)



 私が今年出会った本の中で間違いなくベスト3に入る一冊。
 主人公が私と同年代であった事もその大きな要因だと思いますが、
 とにかく多くのことに気づかされ、そして何度も感動しました。

 大雪で閉鎖された空港で出会った一人の老人。その老人が主人公に
 たった一晩の講義を始めるのです。悩める主人公に・・・。

 最近、書店で見かけることがめっきり少なくなったこの本ですが、
 ぜひあなたにも読んでいただきたい。

 私は今年を振り返る意味でも、来年をさらに良い一年にするためにも、
 休み中にもう一度ゆっくり読み返したいと思っています。
 そしてまたあの老人から何かを学ぼうと思っています。



 詳しくはコチラからご覧ください。


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  編集後記


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 以前に中国に出張した時の話を少し書きました。野菜の話です。
 中国でお友達が出来たので、最近チャットをしていたんですけど、
 あれってヘンな気分ですね。

 飛行機で何時間もかかって行ったところから、あっという間に
 メッセージが届くんですからね。それでお友達に、
 「今、本当に中国ですか?」って聞いたんですけど、
 やっぱり中国らしい。そんな質問を何回か繰り返した後、
 「今、21世紀ですよ。こんなの当たり前じゃないですか!」って。

 先日、また年を重ねてしまってついに37歳。
 好きじゃないけどこういう時に「年取ったなぁ」と
 しみじみ感じてしまいます。

 でも、心は若いぞ〜。ついでに頭も若いぞ〜!(つもり)

 ということで、年末までもうひとっ走りがんばりましょう! 

                        (byともちゃん)

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