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第30号 やればできる企業改革物語=仕事棚卸シート=
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2004.11.30<第30号>
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■■■■ 〜やればできる!中小企業のための気づきと法則〜 ┃
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┃ 小さな会社が儲かるしくみづくり ┃
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┃ by『気づき塾』 ┃
┃ http://www.kizukizyuku.com┃
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こんにちは。お元気ですか?
ついに今年も残すところあと1ヶ月。もう明日から師走です。
お正月休みの計画を考えている方もいらっしゃるでしょう。
何かと慌しい時期を迎えましたが、今年を有終の美で締めくくりつつ、
来年に向けた計画を考えたいものです。
それでは今日も「小さな会社が儲かるしくみづくり」のスタートです!
ほっとできるひと時に、ゆっくり読んでくださいね。
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ともちゃんの「今日の気づき」
= 野菜の味 =
〜某レストランにて〜 2004年11月23日
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少し前の話ですいません。
実は私、先日中国に出張したんです。それほど長くはなかったんですが、
1週間ぐらい。これまでにそう何度も行った訳ではないので毎回、とても
新鮮な印象を受けるのですが、今日はその時の食事で気がついたこと。
中国で食事をするたびに「野菜の味がするなぁって」思うんです。
いつもです。どこで食べてもとっても野菜らしい味がするんです。
もし中国に行ったことのある方がいれば、「うん、うん」って
うなずいていただけますよね?
それで日本に帰ってきたら突然野菜の味がしなくなる。
私は貧乏ですから高い野菜を買ってないのも原因かもしれませんけど、
とにかく味がしない。
スーパーで見ても、中国で見る野菜とは比べ物にならないぐらい、
というより比べる方がおかしいぐらい「きれい!」。
土もついていないし、セロファンみたいなもので包装してあるし、
ピカーッときれいな光線まで当たっている。
なのに味がしない。
私たちは一体何を食べてるんでしょう?
私は作物を作った経験がありませんから理由は全くわかりませんが、
土とか水、空気が味に影響するんでしょうか?
なぜこうも味がしないんでしょう?
ご存知の方いらっしゃいませんか?
それで思ったんです。
「自分の仕事はお客様にとっておいしいのかなぁ?」
「本物の味がしてるんだろうか?」
「もし本物の味がしていないとすればどうすればいいんだろう?」
たかが野菜、されど野菜。
本物だけが生き残れるという話が本物なのか。
自らが証明することになるかもしれません。
┌【今週のポイント】──────────────────────┐
│ │
│ 「本物志向」がエンドユーザーに支持される社会。 │
│ あなたの仕事は本物だろうか?「本物とは何なのか」を的確に │
│ 捉え、「本物の本物」になるたゆまぬ努力が必要だ。 │
│ │
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『やればできる!企業改革物語』
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ここは、どこにでもあるような中小企業の食品加工会社『地味食品』。
中小スーパーやお弁当屋さんを相手に惣菜を製造・卸をしており、
最近ようやく大手百貨店が取引先になった。
社長は二代目社長。親父が創業したこの会社を何とか経営しているが、
最近は競合先が増え、苦戦に苦戦を強いられる毎日が続いている。
役員の多くは創業当時からの生え抜きが多く、なかなか若手が育って
こない。従業員は50名。そのうちパートが35人を占めており、
少々高齢化が進みつつある悩み多き会社である。
これは、こんな『地味食品』が劇的に変化していった物語である・・・
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第三章『総務部の改革』
第二話 〜 仕事棚卸シート 〜
山田は君島が差し出した紙を受け取った。たった一枚。
そこには「仕事棚卸シート」と書いてある。
「何ですか?仕事棚卸?」
「そうですよ。仕事棚卸シートです。こんなものを見たのは
初めてでしょう?」
「ええまぁ・・・。ところでどこの仕事の棚卸をすればいいんですか?
まさか私らが商品の棚卸をするわけじゃないでしょう?」
「何を言ってるんですか?どこじゃなくて、総務の仕事ですよ。
山田部長、大林課長、木村さん。三人の仕事の棚卸をするんです。」
「でも先生、仕事の棚卸ってどうやってするんですか?
見えないものをカウントするなんて考えられませんけど?」
「見えないからこそするんですよ。山田部長、あなた総務の仕事のこと
わかってますか?」
「いくら先生でもちょっと失礼ですよ。私は総務部長ですよ。
総務の仕事は全部わかってますよ。」
「いやいやこれは失礼!本当に知っているのか、わかっているのかのは、
この先自分で確認することになるでしょう。それはそうと、
今日中にこのシートに棚卸した結果を書いてください。
注意点は一つだけ。自分の仕事と認識しているものだけを書くこと。
それで書き方はというと・・・」
その後、君島は山田にシートの書き方を説明し、
いくらかサンプルを見せた。
「はいはい先生。わかりましたよ。今日中でいいんですね。
早速3人で取り掛かります。では。」
大林と木村を呼んだ後、山田は君島からの話を伝え、
各自2枚ずつシートを渡した。
「締め切りは4時ね。時間厳守でよろしく。」
こんなもの簡単だ!と言わんばかりの山田部長。
昨日社長にひどく叱られたことはすっかり忘れている様子。
そして山田はあっという間に書き終えた。
大林と木村の方に視線を向けると・・・・・。
あ〜、やってるやってる。しかし大林がひどく考え込んでいる。
木村は要領よくしているようだ。
「木村、お前何悩んでるんだ?」
「部長、書くことがほとんどないんですよ。思いつくことと
言えば雑用ばっかりで・・・。」
「それでいいんじゃないの?総務ってそういうところあるから。
ご近所さんへの挨拶なんかもやってるじゃないか。
ああいうことも書いておけば結構書けるもんだよ。なぁ?」
「そうですね、そうですよね。総務の仕事ですからね。
そういうのを書いておきます。」
「木村さんどう?棚卸は進んでる?」
「ええ、進んでますよ。ちょっと急ぎの仕事がありますから
続きはまた後でします。4時でしたよね?」
4時までに3人分の仕事棚卸シートが出揃った。君島に提出するのは
5時の予定だったが、山田がそれまでに部下のシートを見ることは
厳禁されていた。
「君島さん、揃いました。これです。」
山田はそう言うと、こんな簡単なものと言わんばかりに手渡した。
手に取った君島は、何とも言えない表情。その表情を見た山田は
みるみる心配そうな表情に変わった。こういうところが山田である。
「山田部長・・・。まぁ何と言えばいいのか・・。予想通りと言うか。
部長、危機感感じませんか?あなたといい、大林部長といい、
これが本当なら会社の仕事をほとんどしていないと言ってもいい。
何のために総務部があるんでしょう?何のために必要なんでしょう?
この間の小田島社長の話を全く理解されていないようです。」
「・・・・・」
「これ見てください。」
君島は木村が書いたシートを見せた。
それは、山田や大林のものとは明らかに違うものだった。
(次号に続く)
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さて今日の地味食品はいかがでしたか?
何ともスピードが遅い気もしますが、
大切な部分ですので勘弁してください。
それでは、いつものようにおさらいをしましょう!
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第一のポイント:あなたは本当に自分の仕事を知っているか?
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「仕事棚卸シート」なるものを出した君島ですが、彼の本来の目的は
何が書いてあるのか、誰が何をしているのかを知ることではなく、
「書いた人が自分の仕事をどのように捉えているのかを知ること」
でした。
山田部長も大林課長も期待はされていなかったはずですが、
期待通り?の散々な結果を提出したのです。
毎日忙しそうに、この”そう”がポイントですよ。
忙し”そう”にドタバタやっている人の多くは、
自分が何をしているのかわかっていないことが多いんです。
もう少し正しく言うと「何をすべきか」をわかっていない。
こういうケースがホワイトカラーに多い、本当に多いんです。
「あなたの仕事は何でしょう?」
今夜、じっくり考えてみてください。
考えることに損はありません。
「じっくり」ですよ。
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第二のポイント:総務がバカだと金がかかる?
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ちょっと思い切った書き方をしました。総務を担当している方、
決して気を悪くしないでください。あなたのことではありません。
私の経験からすると、総務がバカだと金がかかります!
でも、それは一見すると金がかかっているように見えない。
なぜだかわかりますか?
本文にありませんが、山田部長は提出したシートにこの仕事を
書いていました。
「給与計算に必要なデータの集計および社労士との打ち合わせ」
どうですか?どう思います?
私は最悪だと思います。今どきこんな総務の方がいらっしゃるとは
思いませんが、こういう仕事にお金を払っている経営者の方は、
すぐに対処すべきです。
どうして自社で給与計算しないのでしょう?面倒だから?
いつ、誰が給与計算は社労士がするものだと決めたのでしょう?
不思議ですね〜。
自社計算ができれば、社労士に支払うコストはグッと安くなりますし、
同額を支払うにしても、もっとマシなことに社労士を使うことが
できるはずです。
暑い中、寒い中、苦労して営業してようやく売上という結果になった
貴重な貴重なお金ですよ。総務の方、死に金はいけません。死に金は。
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第三のポイント:何のための総務なのか?
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なぜ総務は会社に存在するのでしょう?
山田部長や大林課長が言うように、
雑用があるから総務が必要なのでしょうか?
これは非常に大事なポイントです。
総務の存在意義そのものが問われるからです。
小田島社長が言いたかったこと。
まさにこれなんです。
もう一度言います。
「総務は何のために存在するのか?」
今夜「あなたの仕事」をじっくり考える時、一緒にこれも
考えてみてください。じっくりですよ。じっくりね。
おでんをグツグツ煮るように・・・。
ということで、今日はおしまい!
ご意見、ご質問はこちらにどうぞ → info@kizukizyuku.com
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絶対読んで!今週のオススメ本
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『実践コーチング―DVD映像60分「見る&読む」で身につく』
日経BP社 価格2,310円(税込)
お勧め度:★★★★☆(最高★5つです)
随分前のことになりますが、元阪神タイガース、ヤクルトスワローズの
監督であった野村克也氏が、選手を再生することで話題になりました。
皆さんも覚えていらっしゃることでしょう。
よく考えてみると「再生」をする過程で、必ず必要になったのがこの
「コーチング」。選手の見えない素材を見つけ出したり、伸ばしたり、
落ちたように見える、自信をなくしているように見える選手の力を
呼び覚ましたり。その課程では「コーチング」が不可欠であったはず。
一企業においても、社員の優れた部分を早く見つけ最大限まで
引っ張り上げること。今ひとつ力を発揮できない社員の改善点を
見つけて、社員の力と心を尊重しながら力を発揮させること。
どちらも企業の命運を分ける、非常に大切なことです。
これまでにも多くのコーチングに関する本が出版されてきましたが、
この本は体系的にコーチングを学ぶことができるだけでなく、
DVDが添付されていて、映像でそれを体験することができる点が
非常に優れています。
今上司のあなたは、一つでもいいのでヒントを見つけ出して
明日からの仕事の中で生かしてください。
いつか上司になるあなたは、未来を助けてくれるスキルを
今から勉強してください。後輩たちへの指導のために、
すぐ生かすことができるノウハウが必ずあります。
この本はオトクだと思います。
同じことをセミナーで得ようとすれば、
果たしていくらかかることやら・・・。
詳しくはコチラからご覧ください。
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編集後記
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やっぱり長くなってしまいます。
いつもこのメルマガを書く時には、かなり集中して書いているんですが、
気がつけばいつもこんな長さになってしまいます。
なるべくわかりやすい言葉で、身近に感じていただけるようにと
思いながら、心がけながら書いております。本当にすいません。
やっぱり長くて読みづらいですよね?
さて、紅葉もそろそろ終わりに近づいてきています。
間もなくさむ〜い冬。と同時に私は37歳になってしまいます。
どこからどう見ても「おっちゃん」「おじさん」。
気持ちは20代のつもりでも、ちょっと体がついてこなくなったなぁと、
感じる今日この頃です。
年末年始を楽しく過ごすために、あとひと踏ん張り。
がんばっていきましょう!
当たれ!年末ジャンボ!
(byともちゃん)
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